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桑子プロジェクトは、日本学術振興会による「人文社会振興プロジェクト」におけるプロジェクト研究のひとつです。
「人文社会振興プロジェクト」は、科学技術の進歩に比較して見劣りのする日本の人文社会科学研究の振興を目的に、本年度から日本学術振興会が実施するものであり、従来型の既存研究枠を打ち破って新たな研究領域を開拓するとともに、現実社会に存在する諸問題を解決するための社会提言を行うことを目的とする新しい事業です。
本研究プロジェクト「日本的知的資産の活用」は、振興プロジェクトのうち、第一領域「知の遺産を始めとする日本の在り方と今後の変容について研究する領域」に位置し、日本の文化的伝統に蓄積されたさまざまな知的資産を現代社会、未来社会にどう活かしていくかということを創造的に研究することを目的にしています。
本プロジェクトには、コア研究として二つの研究チームが属しています。ひとつは、「日本文化の空間学構築」チーム、もう一つは「日本型地域ネットワークと地域通貨」のチームです。日本の文化に蓄積された空間管理および空間的協働行為を研究し、これからの社会に活かすことをめざす「空間学」チームと日本の伝統社会に培われた人的ネットワーク構築の知恵を発掘し、デジタルネットワークの時代における人々の連携に関する研究を行う「ネットワーク」チームの協働から新しい智が生まれることを期待しています。
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