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毎日新聞 2003/06/25
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【橿原に「優しさ」流通させたい】--エコマネー 来月スタート 10月末まで

子守り、お年寄りの話し相手、日曜大工、囲碁・将棋の相手、パソコン購入相談etc
単位は飛鳥川にちなんで「蛍」 来月6日万葉ホールで説明会

貨幣の代わりの「エコマネー(地域通貨)」を媒介にして、住民同士がボランティアのやりとりを行うモデル事業を、橿原青年会議所(上東伸啓理事長)が始める。本格的な取り組みとしては県内初で、同会議所は「システム活用によって、子どもから大人までが『おはよう』『ただいま』などと声を掛け合える地域になれば」と話している。【中本泰代】

エコマネーは、限られた地域やグループの中で、個人同士が「してほしいこと」「してあげられること」をやりとりする際に媒介となるもの。モノや現金との交換はできない。

同会議所のモデル事業は、範囲を近鉄大和八木駅前の商店街を含む市立晩成小学校区に限定。7月20日から10月末まで実施する。

参加は登録制で、運営側がサービスの需給を調整。リスト表にあるサービスは「家事」「地域生活情報」「分化・教養」など大きく21項目に分かれ、細かな内容例は子守りから日曜大工の手伝い、囲碁・将棋の相手、パソコン購入相談など多岐にわたる。

参加対象者は子どもから高齢者まで誰でも。例えば子どもがサービスの提供者になる場合は、お年寄りの話し相手などが考えられる。

流通させるエコマネーの単位は、飛鳥川にちなんだ「蛍」。サービス30分につき「1000蛍」が目安で、参加者には最初に1万蛍を配布し、その後は駅前清掃などのボランティア活動に参加するごとに追加配布する。

同会議所の「成熟したまちのモデル創造委員会」の島田昌則委員長は「地域に根付くような制度になれば」と期待している。

説明会は7月6日午後1時から、橿原市小房町のかしはら万葉ホールで。


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