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神戸新聞 2003/05/15
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【地域通貨で実証実験】--八千代町

流通度や利用者の反応検証

多可郡八千代町は地元の新交流拠点施設「なごみの里山都」=同町大和=を舞台に、地域通貨の実証実験を始めた。ひょうごボランタリープラザなどの協力で進めており、実際に使用した上で、流通度や利用者の反応などを検証する。
宝塚市などで発行されるボランティア活動対価の地域通貨ではなく、貨幣と同じように金品を交換できる。町内限定で流通させ、単位は「八千代」で額面は円と等価。「百八千代」と「千八千代」の二種類を発行した。

利点としては、換金までの間、発行元で現金を運用できる▽受け取った側が町内で商品を買うため、地域経済が活性化する─などが考えられている。反面、利便性などで問題も予想される。
実験は、同施設で野菜などを直売する農家十数軒が対象。売上金を一時、運営主体の大和交流協会に預け、今月十日に同協会から農家へ円と相当額の「八千代」を支払う。「八千代」は町内五カ所の公共施設で使え、受け取った施設も施設間の取引に「八千代」を利用できる。六月一日から十日までに同協会で現金に換金し、流通状況などを調べる。
同町は「地域内の所得循環や自立の足がかりとなるのでは。住民が町内の経済循環を再認識することにもなると思う」としている。


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